estomoです。
私は2013年から渋谷の築40年越えのマンション(よく言えばヴィンテージマンション、悪く言えばおんぼろマンション)をフルリノベーションし住んでいます。
「渋谷の築40年越えマンションをフルリノベーション」シリーズ。
【まとめ】渋谷の築40年越えマンションをフルリノベーション! - estomo Blog
今日は間取りの話。
新築マンションや賃貸では絶対にできないのが自分で好きな間取りを作れること。
自由度が高すぎて逆に難しいんですが。笑
でも最初から完成した間取りが必要でしょうか?
そんな考えで作った間取りを紹介します。
元々の間取り
こちらが購入時の間取りです。普通の3LDK。
私の場合、既存の壁も全て取っ払ってフルリノベーションすることに最初から決めていたので間取りや部屋の綺麗さなどは全く関係ありませんでした。
間取りを考える
構造上、お風呂場とトイレは移動できないことはわかっていたため、それ以外の部分で間取りを考えます。
壁だけが書かれた図に、自分で部屋とキッチンを作っていく。
窓は多いですが、部屋が縦長なので難しい。
どうやっても普通になって面白くない。色々と線を引いてみるんですが、これだ!と納得できませんでした。
不動産屋さんからの提案
打ち合わせの前にいくつか提案プランが送られてきました。
その中に手書きでこんなプランが。
一目見た時に、かっこいい!と単純に思いました。
壁を斜めに作りゆるく空間を仕切っていく作り。これだー!と思いましたね。
でも、あまりに攻めすぎていて妻は多分気に入らないだろうな...と思いつつ、
私「この雁行プランがいいと思うんだけど...」
妻「私もいいと思う、これにしよう!」
私「マジかっ!」
ということで予想外でしたが、このプランを実現するために色々と詰めていきました。
間取りを決めるときの考え方
今を大事に。
私たちが考えたのは次のようなことです。
- 今を大事にする。
- 先のことはどうなるかわからない。
当時から子供は2人欲しいなというのが家族計画でしたが、それが実現するかはわかりません。
不妊でできないかもしれないし、1人でもう十分!となるかもしれません。
先のことはわかりません。
例えば子供が2人だから将来個室を与えないとと考えてしまうと3部屋必要です。
でももし予定通り子供が2人できても個室を与えるのは10年後です。そして、そもそもできるかどうかもわからない。
なのに、そのために「今」使わない3部屋を用意して、狭いリビングやダイニングで暮らすことが本当に幸せなんでしょうか?
「先」のことがわからないのであれば、「今」ある思いを大切にする。
もし希望通りに子供ができたらその時部屋を作れるよう余裕を持たせておく。
そもそも終の住処にしようと思っていないというのも大きな理由ですが、こんな考えで今楽しめる間取りを考えました。
完成してなくていい。
最初に間取りを決めたから最終形、完成です!じゃなくてもいいと思うんです。
後から壁を足してもいいし、壊してもいい。
簡単なところでは家具で仕切りを作ったり。
拡張していけるような間取りを考えるのがベターなんじゃないかなと。
これがうちの間取りだ!
こちらが最終的に決まった図面!
FortyFive
壁もフローリングもダイニングテーブルもソファも斜め45度です。
こんな家うち以外に見たことありません。笑
過ごしにくそうと思われるかもしれませんが、これがなかなかいいんですよ。
ゆるく仕切る
斜めの壁で視線が区切られるようにしています。
扉があるのはバス•トイレ周りのみ。
ダイニングの横も将来の子供部屋候補ですが、とりあえずはフリースペースとしてオープンに。
建築法?上は1Rの部屋になりますが、なん〜となく2LDK。みたいな。
窓を最大限活かす
壁で仕切らないことで窓からの明かりをどの場所にいても感じることができます。
って東向きなのでそんなに明るい光が一日中入ってくるわけじゃないんですが笑
でもベランダ側の窓と、玄関を開けたときの風の通りは抜群です。
三角形の収納
部屋を三角形にすると収納も三角形に。当たり前か。
ただの三角形では使いにくいので、寝室側からもフリースペース側からも使える設計に。
こちらも両方開けると風が通るので、湿気対策は万全です。
広く感じる
最大限効率的な間取りか?と言われるとそうじゃないかもしれません。
でも無駄な(無駄ではないんですけど)スペースがあると、ゆったりと空間が広がりとっても広く感じます。
売りやすい間取り?
売る時に高く売れたり賃貸で入居してもらいやすいのはファミリータイプの2LDKと言われてますが、そんなの知りません!笑
渋谷という立地なのでファミリーだけがターゲットではないですし、そもそも多分次の人もリノベーションで全部壊すでしょ!ということで全く気にしませんでした。
模型
斜めだとイメージつかないですよね。ということで担当のMさんが模型を作ってくれました。しかも休日を使って!
こういうところがいいんだよなぁ。
まとめ
リノベーションにおける間取り検討はいきなりにして最大の難関かもしれません。
やったことないしね。
でも不確定な将来のことをあれやこれやと考えて準備するよりも、今の気持ちを大事にして間取りを考えると幸せになれるんじゃないでしょうか?
あ、でもそれなりには考えた間取りにしないとダメですけどね笑
これから間取りを考える人のアイデアの参考になればハッピーです。
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