estomoです。
ねんねトレーニングってご存知でしょうか?
乳児・幼児の寝かしつけが大変!なんて話をよく聞きますが、うちも例に漏れず苦労してました。
「ねんねトレーニング」略して「ねんトレ」というものを知り、実践することで大げさに言うと人生変わりました。
いや、それはちょっと大げさ過ぎか。笑
でもほんとそれくらい生活は変わる(心身に余裕ができる)ので、寝かしつけに苦労している人にはオススメしたいです。
参考にした本と我が家での実例を紹介したいと思います。
ねんねトレーニングの本
私たちが参考にしたのはこちらの本です。
「赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣」
- 作者: A・カスト・ツァーン H・モルゲンロート,古川まり
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/08/03
- メディア: 文庫
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ドイツでベストセラーとなった本の日本語翻訳版です。
寝かしつけに関する本をいくつか読んだのですが、概念的や総論的に書かれている本が多く、どうすればいいか?の答えは書いてありませんでした。
その点、この本には具体的に対応方法が書いてあり、基本はその通りに実践することが出来ます。
育児や仕事で忙しく寝不足な状態ではこのような具体的なアドバイスはとても助かりました。
ねんねトレーニングのステップ
詳細は本を読んで頂く前提で、簡単に言うと以下の通りに寝かしつけを行います。
- 寝る時間を決めて、寝る30分前は赤ちゃんと穏やかに過ごす。
- おやすみと言ってベッドに寝かせ、部屋から出る。
- 泣いていても3分間は手を出さず見守る。
- 3分経っても泣いていたら、子供の側に戻り優しく話しかけたりトントンする。
この時どんなに泣いていても2分以内に外にでる。 - 2回目は5分間は手を出さず見守る。
- 4に戻る。次の見守る間隔は7分間にし、以降は7分間隔で繰り返す。
やっている事はシンプルですのでわからないということはないと思います。
なぜその時間なのか?など詳しい内容は本を買って頂いたほうがいいと思います。
文庫本で600円程度ですので気軽に買えます。
注意点・ポイント!
私たちが実践した中で感じたポイントです。
鉄の意思を持つ
一番の注意点は、親(母親も父親も)が鉄の意思をもってのぞむことです。
恐らく初日はなかなか寝付かず、ぎゃん泣きする可能性が高いです。
この時は本当に、本当に辛いです。愛するわが子の泣き声を聞き続ける訳ですから。
なので、これは子供を含めて家族のためにやっているという信念をもつことが大事です。
そしてその意思は1人ではすぐに折れてしまう可能性があるので、父母2人で同じ気持ちを持つことが重要です。
だって、なんの理解もせずに「なんで泣かせてるの?」なんて言われたらたまりませんよね。
自分たちでルールを確認する
本には、例えば「7分間泣き続けたら2分間様子を見に行く」といったように細かくルールが書かれています。
もちろんこのルール通りに実施してもいいですし、もし納得できないのであれば自分たちが納得する形に多少アレンジしてもいいのではないかと思います。
繰り返しですが、大事なことは親が子のトレーニングに信念・自信をもつことなので自分たちが納得するルールで実践すべきです。
我が家では、本に書かれている通りに実施することにしました。
必ずタイマーを使う。
実施する際には必ずタイマーを利用して実施してください。
子供が泣き続ける7分間はとてつもなく長く感じますし、子供のそばにいる2分間はあっという間です。
ストップウォッチでルールとして管理しないと実行は難しいと感じました。
出来れば親の片方がタイムキーパーとなって実施するのがよいと思います。
我が家での事例
実施前の状況
最初は抱っこしないと寝ない子でした。
そして多分皆さんと同じで好感度の背中スイッチを持っていて、置いたら泣くというのを繰り返し。
解決案として添い寝•添い乳で寝かせると、親も楽でそれに頼るようになりました。
でも今度はそれが習慣化し、ちょっとでも起きるとおっぱいをすわさないと寝なくなりました。
11月(生後8ヶ月ごろ)には夜中1時間おきに起きてはおっぱいを要求する状態で、妻も私も寝不足になり、「なんで寝ないのよ!」と声を荒げることもありました。
そうすると寝不足にもなり、お互いイライラして過ごすことも多くなってしまっていました。
これではいかんと思い、色々探す中でこの本のやり方を試したわけです。
実施経過
去年の12月に実践しました。
かっこの中の数字が泣いていた時間です。
1日目:昼
10:05 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3,5,7×5)
11:00 寝る
↓ (寝:40分)
11:40 起きる
55分間泣き続けました。
40分寝た後はもう寝なそうだったのでお昼寝は終わりです。
1日目:夜
19:10 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3,5,7×7)
20:25 寝る
↓ (寝:25分)
20:50 起きる
↓ (泣:3,5,7×10)
22:37 寝る
↓ (寝:2時間45分)
01:22 起きる
↓ (泣:3,5)
01:40 寝る
↓ (寝:1時間47分)
03:27 起きる
↓ (泣:3,5,7×2)
04:05 寝る
↓ (寝:1時間10分)
05:15 起きる
↓ (泣:3,5)
05:25 寝る
↓ (寝:1時間)
06:25 起きる
お昼に55分で寝たのでそれより短くなるかと思いきや、1時間15分泣き続け。
さらに一度寝た後は最長の1時間47分泣き続けました。
かなり辛いです。ほんと心が折れそうになりました。
2日目:昼
11:35 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3,5,7)
12:00 寝る
↓ (寝:1時間40分)
13:40 起きる(起こす)
夜中泣き続けて寝不足なため、朝から眠そうでした。
割とすんなり眠りにつきました。あまり寝かせすぎも良くないと思い起こします。
2日目:夜
18:35 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3,5)
18:43 寝る
↓ (寝:4時間52分)
23:35 起きる
↓ (泣:3)
23:40 寝る
↓ (寝:3時間50分)
03:30 起きる
↓ (泣:3,5)
03:40 寝る
↓ (寝:30分)
04:10 起きる
↓ (泣:3,5)
04:25 寝る
↓ (寝:2時間05分)
06:30 起きる
昨日より明らかに寝つきが早くなっておりなんと8分で寝ました。
さらに4時間寝たのが約2回!
今までは1時間おきに起きていたのでこれはびっくりしました。
なんとなく希望が見えた2日目でした。
3日目:夜
19:23 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3,5,7)
19:40 寝る
↓ (寝:7時間8分)
02:48 起きる
↓ (泣:3)
02:54 寝る
↓ (寝:9分)
03:05 起きる
↓ (泣:3)
03:10 寝る
↓ (寝:1時間20分)
04:40 起きる
↓ (泣:3,5)
04:50 寝る
↓ (寝:20分)
05:10 起きる
↓ (泣:3)
05:15 寝る
↓ (寝:55分)
06:10 起きる
ベッドに寝かせてから15分くらいで寝て、なんと最初に7時間も寝ました!びっくりです。
4日目:夜
19:26 ベッドに寝かせる
↓ (泣:3)
19:30 寝る
↓ (寝:10時間)
05:30 起きる
この日はベッドに置いて3分で寝ました!
そして10時間も朝まで起きず!!
開始4日目にして最高の状態まで行きました。(今はこんな寝ないんですが涙)
5日目以降もベッドに置いたらほぼすぐに寝るようになり、時には一度も泣かずに寝ることも!
ねんトレの効果
息子は長い時間まとまって寝れるようになったのでHappy。
私たちも寝れるようになってHappy。
ストレスが少なくなり起きている時間も少し穏やかにすごせます。
現在の様子(実施後3カ月)
・夜の寝かしつけ時は、ほぼ泣かずに1人で寝つきます。
・残念ながら朝までぐっすりとはいきません。
・途中で起きて自己解決(また寝る)と泣き続けるは半々くらいです。
・昼寝は保育園でも不定期なので、あきらめてうちでもしてません。
完璧ではありませんが、最初の寝かしつけだけでもかなり助かっています!
まとめ
こういうトレーニングには賛否両論あるかと思います。
またもしかしたら合わない子供もいるかもしれません。
ただ、私たちはやってみて本当に良かったと思いますし、親だけでなく子供の為にもなったと思っています。
もし寝かしつけで悩んでいる方がいれば、私はオススメしたいと思います。
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